「あなたは何座?」——この問いに答えるとき、口にしているのは 太陽星座 です。生まれた日に太陽が12星座のどこにあったか。雑誌の星占いも、たいていこの太陽星座をもとにしています。
でも、占星術で「自分」を読むときに大切な星は、ひとつではありません。なかでも太陽星座と並んで大切なのが 月星座 です。この2つの違いを知ると、「自分」がぐっと見えやすくなります。
太陽星座は、あなたが 目指す方向・人前での自分・意識して育てていく自分 を表します。
「こうありたい」「こう生きていきたい」という、人生の主役としての方向性。太陽星座は、あなたが光を当てていく場所です。
太陽星座は「生まれつき完成しているもの」ではなく、人生をかけて育てていくテーマ、という見方もできます。だから、若いころより年を重ねてからのほうが、太陽星座らしさがしっくりくる——そんな人も少なくありません。
いっぽう月星座は、ひとりのときの自分・感情の動き方・安心できる条件 を表します。
がんばっていないときの、ふだんの反応。何があると心がほっとして、何があると消耗するのか。月星座は、あなたの「素」の部分です。
月星座は、子どものころからずっと変わらずそばにある感覚に近いもの。「気づいたらこうしていた」「考える前に、こう反応していた」——そういう、いちばん奥にある自分です。
たとえば「人からは社交的だと言われるのに、ひとりの時間がないとぐったりする」。これは、太陽星座と月星座が違う方向を向いているときによく起きます。表の自分と裏の自分が違って感じられるのは、自然なこと なのです。
よく聞かれるのが「太陽星座と月星座、どっちが本当の自分なの?」という問いです。
答えは——どちらも、本当のあなた です。
太陽星座は、これから意識して育てていく自分。月星座は、生まれたときから持っている自分。そこに優劣はありません。「目指す自分」と「素の自分」、その両方を抱えているのが、人間の自然な姿です。
むしろ、2つが少し違う方向を向いているときこそ、その人らしい奥行きが生まれます。
太陽星座と月星座が同じサインにある人は、内と外の方向が一致していて、「自分はこういう人」という一貫した感覚を持ちやすい傾向があります。
逆に、2つが違うサインにある人は、「やりたいこと」と「ほっとすること」がずれることがあります。それは矛盾ではなく、いくつもの引き出しを持っている ということ。場面によって違う自分を使い分けられる、しなやかさでもあるのです。
太陽星座だけを見ていると、「当たってる」「当たってない」の二択になりがちです。でも、太陽と月——2つを重ねて見ると、自分が 一面的ではなく立体的に 見えてきます。
「目指しているのはこっち。でも素の自分はこういう傾向。だから、このギャップで疲れていたのか」——そんなふうに、自分のなかの矛盾に、やさしく名前がついていきます。
占星術には太陽・月のほかにも、水星(考え方)・金星(愛し方)・火星(行動)など、複数の星が登場します。それぞれが別の側面を映します。
でも、いちばん大きな2つは太陽と月。まずはここから読むのが、占星術にやさしく入っていく順番です。他の星まで含めた全体像は、moonlog の 出生チャート(フル版) でじっくり読み解けます。
Q. 太陽星座と月星座、どちらを先に読めばいいですか?
A. まず太陽星座から。人生の方向性の軸になる星です。そのうえで月星座を読むと、「方向は同じでも、進み方の好みはこう」と解像度が上がります。
Q. 月星座は出生時刻がわからないと出せませんか?
A. おおよその月星座は生年月日だけでもわかります。ただし、生まれた日に月がサインの境目を通っていた場合は、時刻によって変わることがあります。
Q. 太陽星座と月星座が同じでした。良いことですか?
A. 良い・悪いではありません。内と外の方向が揃っている分「自分はこういう人」という感覚を持ちやすい、という特徴です。違う場合は、引き出しが多いという別の豊かさがあります。
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